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グラハムボネットに憧れて

mikeさんの写真

俺がグラハムボネットを知ったのは高校2年の事だ。

当時はディープパープルが好きで、バンドを組まずにベースの練習ばっかりしていた俺を、小学校時代からの知人である k君がバンドに誘ってくれた。そのバンドで演奏していたのが、アルカトラス、レインボーの「グラハムボネット」が歌う曲だったのだ。

k君はイングヴェイが大好きだったので、アルカトラス、レインボーを選ぶのはわかるのだが、なぜグラハムボネットのみだったのかは謎である。Rainbow ならロニージェイムスディオ時代の曲の方がカッコいい曲が多いと思うのだが。まあ、俺は全て決まった後に、入れられたのだから、そのへんの事情はわからない。

とにかく、このバンドに加入したときに渡されたテープで聞いたのが初めてであった。

練習を重ねるにつれ、かなり良いバンドに成長していった。k 君は思っていた以上にうまく、ドラムの子(ごめん名前忘れた。下級生)のリズム感も非常に良く、キーボードソロも完璧、俺も初めて組んだバンドでかなり楽しんでいた。しかし、どこかもの足りない感じはあった。

そのもの足りない感じというのが、高校生メタルバンドにありがちな「あの超人的な高音は、男じゃ無理やんなー」とか言って、女の子に歌わせていた事なのである。たしかに、女性ならあの高さはクリア出来るのだろう。しかし、女の子の声じゃ非常に格好悪い。あの太くて緊張感のあるハスキーなハイトーンは男性だからこそ格好良い声なのだ。しかも、低い所は逆に歌いにくかったに違いない。

ベースを弾きながら、俺は思った。「うたいたい」と。

しかし、人より声が低い俺には歌えるはずもなかった。

それから俺は、毎日のように布団をかぶって発声練習をした。とにかく大きい声が出るようになれば、高い声も出るようになると信じて。毎日、声がかすれるまで歌い続けた。そんな事をやっても無駄だというのを知ったのはその10年後ぐらいであった。
(つづく。かな?)

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あえて書かなかったが

実は、このバンド「聖飢魔Ⅱ」のコピーもやっていたのだ。しかもこの女の子が、「おまえも蝋人形にしてやろうかー」ってやってた。

いっそのこと、浜田麻里でもやってりゃ格好ついたのかもしれないけど、上級生の「浜田麻里コピーバンド」が無茶苦茶うまくて、しかもきれいなお姉さん達だったのだからしょうがない。

まあ、楽しかった思いで。

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